WEBデザインを丸投げされて、困っているWEBデザイナーの方はいませんか?そんなWEBデザイナーの方に向けての記事です。
丸投げされるWEBデザイナーは意外に多い
私自身も経験がありますが、丸投げされるWEBデザイナーは非常に多いと思います。
「資料もないのに作れません」と言っても、動いてくれない担当者。よくある社内トラブルの原因ですが、結局仕事なので進めるしかないんですよね。
「いいからやれ」なんて言われることもザラです。
- サイトマップがない
- 資料がない
- 参考サイトがない
- 写真素材がない
丸投げされる原因
案件が多すぎてさばけていない
案件が多すぎて、1つずつまとめている余裕がないことが原因のケースがあります。
自社の売上しか考えていない
社内トップや部署が、自社の売上しか考えていない場合も丸投げされることが多いです。
本来WEBデザインはクライアントの売上アップを目的とするケース多いもの。しかし社内トップや部署が自社の売上にしか興味がなくクライアントことまで考えていないことが原因と言えます。
社内担当者が自分のノルマしか考えていない
社内担当者(営業など)の働き方がノルマ制の場合、自分のノルマを稼ぐために早く案件を進めたい意向があり、クライアントのことまで考えていないケースがあります。
クライアントのイメージがかたまっていない
クライアントのイメージがかたまっておらず、とりあえずお任せ、と言われている場合もあります。
丸投げされるとはいえ、批評される
丸投げされるとはいえ、そのデザインは社内担当者やクライアントに批評されます。そのため、適当に作っていいというわけではありません。
クライアントはお金を払って依頼しているので、適当に扱われたらたまったものではありません。
丸投げされたときのWEBデザインのやり方
まずは調査する
同業者のサイトをチェック
同業者のサイトをチェックしていきましょう。どのような業種でどんなサービス内容なのかをチェックします。
先方の写真やSNSから好みをリサーチ
先方の写真やSNSがある場合は、好みや社内の雰囲気をチェックします。柔らかい雰囲気の会社なのか、カッチリした堅い雰囲気の会社なのか、テイストを掴みます。
既存サイトがある場合はテキストなどを抽出
既存サイトがある場合は、テキストを抽出します。文章から、他社との違いや強みも見極めておきましょう。
サイトマップや目的を考える
目的ターゲット層を考える
同業者のサイトを見て、サイトの目的はなにか考えましょう。例えば、お問い合わせしてもらいたい場合、売りたい商品はなんなのか、一般の消費者がターゲットなのか、それとも企業がターゲットなのか。
サイトマップを考える
サイトマップを作成します。同業者のサイトを参考にしつつ、構成を決めていきます。丸投げされているのであれば、具体的にサイトマップの資料を作成しなくても構いません。
デザイン時にフッターメニューを入れることで、サイトの構成や用意しようとしているページを示すことができます。
素材の抽出
ロゴや業種からサイトカラーを選定
基本的には、ロゴの色に合わせてサイトデザインをするケースが多いと思います。指定がない場合は、ロゴに合わせてサイトカラーを決めていきましょう。
ただ、ロゴにも独自の色合いがない場合は、業種に合わせて選定します。例えば、
写真素材を集める
既存サイト、ブログ、SNSなどから写真素材を集めます。
フリー素材、有料素材を使用していいかも確認しましょう。
デザインに入る
ロゴカラーや同業者のデザイン系統を見て、デザインに入りましょう。コンテンツ幅など指定がない場合は、一般的なサイズ感で。
もしリクルート色を強めにしたい場合はヒト感が重要ですよね。
目的や業種に合わせたデザインをする
新人WEBデザイナーの方は、どうしてもオシャレなデザインにしたい思いが強いのか、スタイリッシュなデザイン、自分の好みのデザインにしがちな傾向があります。
例えば、目的が一般消費者からのお問い合わせ獲得の場合。
スタイリッシュ過ぎるサイトの場合、なんだか冷たい印象がしてお問い合わせまで手が伸びないかもしれません。
確かに整列された見やすいデザインは信頼感につながりますが、目的や業種、ターゲットに合わせたデザインにしていきましょう。
丸投げもチャンスに変える
本来丸投げされるのは良い環境とは言えません。とてもストレスを感じているWEBデザイナーも多いと思います。
ただ、勉強になるのは確かです。文句を言っても変わらないのであれば、いっそ勉強するつもりでやってみましょう。
フリーランスの場合は作業料を上乗せしよう
フリーランス、個人事業主の方の場合は、1案件ずつ固定報酬の方が多いのではないでしょうか?固定報酬の場合時間をかけるだけ損をしてしまいます。
丸投げされて調査などに時間がかかる場合は、キッチリ作業料を上乗せしましょう。何でもかんでも受けていたら足元を見られてしまいます。