WEBデザインの勉強として、添削をしてもらう機会も多いでしょう。
そもそもWEBデザイナーは批評されるのが仕事。モクモクと数をこなすことも重要ですが、批評されることはもっと重要です。
しかし、筆者の私は、現役デザイナーや指導者の添削でも必ずしも正しいとは限らないと考えています。
デザインの考え方や感じ方は人それぞれ
そもそも、デザインには1つの答えがないんです。その中で、添削して1つの答えを教えてもらうのは難しいと思いませんか?
デザインの基礎はある程度決まったものはあるのですが、考え方や感じ方は人それぞれなので、断言できる明確な答えはありません。
多様なデザインパターンがある中、10人に添削をしてもらっても、10人中全員が同じ添削結果というのは難しいと言えるでしょう。
デザインの修正は○○が入る
デザインの修正は、添削する人の考え方や好みが入るんです。
私自身も、デザインを添削してもらうのは授業や仕事などでの経験がありますが、ほぼ添削者の好みがではないかと感じる箇所がありました。
どんなデザイナーでも、ある程度の好みはあります。空白多めが好きな人、キッチリ作りこみたい人、こだわりのある人、好みが様々なんです。
この「好み」は意外とくせ者で、デザイナー自身も自覚なく無意識に添削してしまっている可能性もあります。
人によっていいデザインの考え方が異なるんですよね。
そのデザインや添削指示は、本当に正しいかどうかなんて分かりません。正直な話、正しいかどうかの基準も人それぞれですから。
結果、人によって添削結果が違うという問題が発生するのです。
ちなみに筆者の私自身は、見た目よりも「目標達成できるものがよいWEBデザイン」と考えるデザイナーです。
確かに人は、カッコイイものや美しいものに惹かれますが、WEBデザインは問題を解決する手段であると考えています。よって、目的達成できなければよいデザインとは言えないのではないかという思考です。
WEBデザイナーも色々種類がある
WEBデザイナーと言っても様々な種類がいます。
オシャレなブランディング系のデザインが得意な人、心理的なアプローチをするLPデザインが得意な人。
職場や対応しているデザインによっては、人によって全く系統が異なるデザインをしているでしょう。
これにより、デザインのテイストや目的によっては、得意不得意が発生する可能性があります。
複数のプロに添削してもらおう
添削者がプロデザイナーだからといって、一人の言葉を鵜のみにせず、たくさんの方の意見を聞いてみましょう。
添削をしてもらう際は、そのWEBデザインの「目的やターゲット層」、「なぜこのデザインにしたか」などまで伝えるとよいと思います。
多角的なフィードバックにより、さらに成長できる可能性が見えてきます。