受注側なのに発注書を用意するようにと言われたフリーランスの話

受注側なのに「発注書を用意しろ」と言われて困っているフリーランスはいませんか?

フリーランスの私は、ある取引先(企業)から「発注書は受注者側が用意するように」と言われました。

一般的にフリーランスであれば、発注書を受け取ることが多いと思います。なぜこのようなことになったのでしょう。。。

フリーランスの私が発注書を求める理由

私が発注書を求める理由は先方から依頼があったという証明のためです。

「発注請負書」を発行すればいいのでは?と感じる方がいるかもしれませんが、発注請負書は受ける側が作成する書類です。

単に受注者側が発行した書類では、先方から「こんな書類知らない」と言われてしまう可能性もあります。

そのため、こちらから作成する書類ではなく、先方の意思を示した何らかの証明書類が欲しかったのです。

自分は作っていたんだから同じように作れと

私は、発注書は発注する側が用意するものと認識していました。ネットで調べてもその結果しかでません。

ところが、ある取引先(企業)では見解が違うようです。

なぜ受注者側が発注書を作らなければならないのか、尋ねると、、、

  • 自分がフリーランスだった頃はそうしていた
  • 先方のことを想った配慮でリピートに繋がる
  • 他にもこうしている会社はあるので学んでおくべき

「発注依頼書」「発注請負書」でもなく「先方のために自ら発注書を作成していた」らしいです。

私の取引先では他にないですし、ネットで探しても受注者が発注書を作成するようなテンプレートは見つかりませんでした。

どんな発注書を求めているのか聞いてみた

ネットを探しても、フリーランスの受注者側が発注書する事例がなく、私自身も経験がありません。

直接先方にどんな発注書を求めているのか、作り方を聞いてみました。

仕組みは、発注者が押印して返送する

仕組みは、受注者側が発注書を作成し送って、発注者側が押印して返送するそうです。

なるほど、これは確かに発注者側は楽ですね、、、。

結局どんな発注書を作ったのか

悩んだ結果、先方の指示通り作成することにしました。要は私に先方から発注があったという、証明になればいいんです。

性質上は発注請負書でOK

書類の性質上は、発注請負書をベースに作成しました。

発注書のテンプレートを使用してしまっては、発注者と受注者が逆転してしまいます。

発注者と受注者が明確に分かるようにする

混乱してしまわないように、発注者と受注者を明確化しました。

印を押すスペースをつくる

発注者と受注者の印を押すスペースを作ります。

源泉所得税まで計算しておく

源泉所得税が発生する場合、金額まで計算して提示します。念のため、先方に計算は合っているのか確認しましょう。

発注書は依頼の証明として重要

フリーランスの増加により外注も普及してきたので、発注書の作成方法が分からない先方も多くいます。そんなときは、テンプレートサイトを教えるとスムーズです。

また、発注書のやり取りをしていないフリーランスも多いのではないでしょうか?

ある程度信頼関係や継続的な依頼を受けているのならまだしも、発注書は発注された証明になるので重要な書類です。