ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングでは、プロジェクト単位の取引だけではなく、デザインコンペが開催されています。
しかし、コンペで選ばれないと悩んだり落ち込んだりしている方も多いでしょう。今回はクラウドソーシングのデザインコンペで選ばれるポイントをご紹介します。
そもそもコンペは不採用が多いもの
デザインコンペで通るのは1案です。応募者が多ければ、不採用になる確率は高まります。
落ち込んでばかりいても先へ進めません。そもそも、コンペは不採用者がほとんどであることを忘れないで下さい。
クラウドソーシングのデザインコンペで選ばれるポイント
好みをリサーチせよ
まず、開催者が誰か知ることがポイントです。素人が主催のコンペは素人が選ぶんです。決して、専門家やプロが選ぶとは限りません。
そのため、プロから見て評価されるデザインではなく、圧倒的に個人の好みで選ばれます。
選ばれるデザインは、お問い合わせが来るデザインか、CVが高いかどうか、正直関係ないケースも多いんです。
参考サイトやこれまで採用してきたコンペ作品などから、コンペの主催者の好みをリサーチしてみましょう。
信頼感を出す
提案するときの文章には気を遣っていますか?
提案時の文章もポイントです。誤字脱字のないようしっかりチェックし、優しい柔らかな表現で提案してみましょう。
逆に提案する
相手のイメージがフワッとしていて定まっていない場合、参考サイトなどのテイストがバラバラのケースが多くあります。
その場合は、逆に自分の提案してしまうのもアリです。ターゲット層やブランドイメージから、このようなデザインがよいのではないか、とガッチリ固めて提案してみましょう。主催者のふわっとしたイメージもかたまりやすくなります。
私自身も主催者のターゲット層とデザインイメージが異なる案件に対して、この方がいいのではないかと提案し採用されたことがあります。
制作会社がデザインコンペを出す理由
正直なところ、クラウドソーシングのデザインコンペは質の良いデザインが必ず提案されるものではありません。
そもそも、クラウドソーシングの安価なコンペに、プロはほとんど参加しませんから。素人デザイナーが多いデザインコンペと分かっていれば、制作会社はそれほどデザインの質を重視していないと考えられます。
それなのに、クライアントの案件をデザインコンペに出している制作会社。制作会社がデザインコンペを出す理由は、デザイン費を安く抑えて、たくさんのデザインの中から選びたい意向があります。
コンペを出しているという時点で、その制作会社のやり方やデザインの質が分かりますね。