小さなカブトムシのオスは、弱いことを自覚して行動を変える!?

カブトムシやクワガタは、成虫になると大きくなることはない。小さいカブトムシは小さいまま。

今回調べたサイトや本によると、「小さなオス」は「大きなオス」とは行動と行動が異なるということが分かった。

そもそも小さいカブトムシって弱いの?

まず、小さいカブトムシって弱いのだろうか?大きいカブトムシと小さいカブトムシでどっちが強いのだろうか?

疑問に思ったので調べてみると、小学生が見事な研究をしている。

各大きさ最強の個体同士を総当たりで対戦させた。総当たりは3回行ったが、3回ともLサイズが2勝、Mサイズが1勝1敗、Sサイズが2敗という結果だった。個人戦では、体が大きく筋力のあるLサイズが強い。

カブトムシの大きさの研究III
-確率でみる生存競争に有利な大きさ-  https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=561

この研究で「体が大きく筋力のあるLサイズが強い」とあるように、「サイズの小さなオスは戦いに弱い」と言える。

ならば、小さいカブトムシたちは、樹液争奪戦に勝ちづらい。餌をゲットすることが難しいのではないだろうか?

「小さなオス」はより早い時間に行動する

「学研 わくわく観察図鑑 カブトムシクワガタ」によると、「小さなオス」は「大きなオス」より早い時間に行動するらしい。

小さなおすは、大きなおすより早い時間に樹液のある木にやってきて、樹液を吸ったり、めすと交尾したりする。

学研 わくわく観察図鑑 カブトムシクワガタ  61ページ

なるほど、先手必勝法か。強敵と戦わずに食事をする。頭がいい。

しかし、そうなると1つ不思議な疑問があがる。

自分が小さく弱いことを知っている?

体の大きさによって行動が変化するのであれば、カブトムシ自身が

自分が小さく弱いことを知っている

と、いうことになるのではないだろうか?

確かに、カブトムシのケンカをみていると「その行動をやめる、身を引く」という動きが見受けられる。 ケンカから身を引く行動は、自らの弱さを自覚するのだろうか。

他の昆虫にも諦めるような「身を引く」行動がある。カマキリが獲物を追うのをやめる、アリが移動方向を変える。

昆虫が、一度下した判断や行動を「 変える 」という点は、実に興味深く思う。

カブトムシの小さなオスは、自分の弱さと向き合い、受け入れて、解決策を導き出し行動していく。昆虫の生き方ってすごくかっこいいと感じた。

参考文献

カブトムシの大きさの研究III
-確率でみる生存競争に有利な大きさ-
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=561
学研 わくわく観察図鑑 カブトムシクワガタ61ページ